くにさき画報

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日清講和記念館・後編




さて、下関から「日清講和記念館」のお話、後編。
朝鮮の全羅道で発生した「甲午農民戦争」、農民軍が朝鮮政府軍を次々と打ち破り、首都・漢城(ソウル)にまで迫ると、朝鮮王は宗主国、清国に救援を要請、「天津条約」に基づき日本軍も出兵(朝鮮側が依頼したという形だが、半ば日本の圧力)、朝鮮半島内で朝鮮政府の依頼によって敵対する日清両軍が朝鮮農民軍の鎮圧を別個に行うという、異常事態に陥った「朝鮮半島1894」。


今回は前フリから長いわ・・・。





nandaimon1896.jpg
両軍が本気である事を知った朝鮮、慌てて事態収拾に乗り出し農民軍と和解し、両軍に撤収を求めるわけだが、「朝鮮の動乱は収まっていない」という理由で両国とも駐屯を続ける。

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「朝鮮の内政改革を日清両国で行おう」という日本側の提案を清国が拒否、さらに大軍を半島内に進め、7月25日、豊島沖(現在の京畿湾)で遂に日清両艦隊が交戦、8月1日、両国は互いに宣戦を布告、日清戦争が始まる。

20060613144847.jpg
清国側の宣戦布告文。


簡単に要約すると「朝鮮は伝統的に清の属国で、内乱が起こる度に清が助けてやった。朝鮮人は清国を上国として敬っており、関係は良好である。が、今倭人どもが両国間を引き裂こうとしている」ってな感じだな。
戦争前の交渉では「朝鮮は独立国で清国は内政干渉していない」と主張し、日本を翻弄していた清国、ついに中華思想の本音を吐き出したわけだ。


20060613134435.jpg
黄海海戦時の日本海軍。
動員兵力は日本軍約24万、清国軍約98万とも言われている。海軍は当時、日本が保有していなかった戦艦2隻を清国は保有しており、開戦前は「清国有利」と世界中がみていたが、実際に始まると日本軍が陸戦・海戦で清国軍を悉く撃破、瞬く間に朝鮮半島全域から清国軍を駆逐する。

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平壌での戦闘後の捕虜になった清国兵。

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手前が日本兵、白い服が朝鮮人、左端に清国捕虜。当時の三国の関係が微妙に伝わってくる写真。

yizhou.jpg
「日本の方が強いニダ!」。日本軍と共に記念撮影、さっそく事大開始。

こうして1895年3月には遼東半島全域を制圧、体勢は決し、4月、講和条約締結に到る。

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その講和条が締結された場所が此処、山口県赤間関市(現在の下関市)の旅館「春帆楼(しゅんぱんろう)」。

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現在の「春帆楼」。「日清講和記念館」が併設されている。入館料は無料だ。

IMG_0756_1.jpg
交渉が行われた部屋。

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当時の調度品なども保存、展示されている。

IMG_0751_1.jpg
ここで結ばれた講和条約、現在は「下関条約」と呼ばれる事が多いが、締結当時はまだ「下関市」ではなく、赤間関の略称として用いられていた「馬関(ばかん)」にちなんで「馬関条約」と呼ばれていた(中国では現在も「馬関条約」)。

この条約で「清国の朝鮮の独立の承認」「台湾の割譲」など、東アジアの勢力図が大きく塗り変わる事になる。


条約交渉中に清国全権の李鴻章が暴漢に襲撃されるという、日本人としては恐ろしくも恥ずかしい事態が発生している。

_1.jpg
その後、李鴻章の安全の為に通った裏道は現在「李鴻章道」と名づけられている。

IMG_0735.jpg






と、まぁこれが「日清講和記念館」に繋がるお話だ。ここまで聞くと一概に「マニアックな場所」とは言い切れないだろう?



へぇ~、ここでアジアの歴史が動いたのね。そう言われると確かにすごいわ。




ちなみに「春帆楼」は「ふぐ料理公許第一号店」でもある。現在も普通に営業中。




すごーーーーい!ふぐ食べたい!



ここまで話してきて一番いいリアクションがふぐだと!?




「日清講和記念館」終わり



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  1. 2006/06/13(火) 15:58:11|
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